「何度生まれ変わっても愛すて決めてるんやから」
時は昭和。
父の急逝により、没落令嬢となった音無瑠璃子は、
母と妹を守るため、懸命に働く日々を送っていた。
だが、ある出来事をきっかけに、多額の借金を抱えてしまう。
借金取りに追い詰められ、手を上げられそうになったその時――。
彼女の前に現れたのは、公家華族の千院蓮夏だった。
そして、ふいに彼女に触れた瞬間、
蓮夏は何かを悟ったように、こう告げる。
「貴女をずっと捜してました。僕ら、前世で出会うてるんですよ。」
それは、時を超えて巡り合った“運命”の始まりだった。
深くて重い愛が、過去と今を繋ぐ、
淡く切ない輪廻ロマンスが、いまふたたび動き出す。