【本作品は同人誌となります】
無実の罪で投獄され、死刑宣告された賢女アリエナ。
かつての幼なじみであり、
今は『酷薄公』として自国民からも恐れられる王子シメオンから
死刑免除の取引を持ちかけられる。
それは彼の○○を妊娠する事。
生きるためにアリエナは取引を了承する。
そうして地下牢で王子に抱かれる日々が始まったのだが……。
ふとした事がきっかけで、シメオンの足は牢から遠のいていた。
長引く冬、足りない兵の数、
いつ来るか分からない襲撃の緊張、
王のそばに近づく異国の傭兵たち…
そして死刑が間近に迫るアリエナ。
それらの存在がシメオンを苦悩させる。
そんな時、兵卒のひとりが持っている人形が彼の目に留まる。
「王子のヒバリ人形と言います。アリエナが作り方を教えているんです」
それはかつて彼がアリエナに作り方を教えた、い草でできたヒバリの人形。
小さい頃の記憶と人形を抱えて、
シメオンは久しぶりにアリエナの地下牢に訪れる。
一方、異国の傭兵アダンは混乱が続く国王ドライデンに近づき、
アリエナの処遇について一案を持ちかけるが…
濡れ場はらぶらぶ・イチャイチャ全振りです。
登場人物紹介
アリエナ
森に暮らす賢女。腕のいい医者であり、助産師でもある。
自身の占いが原因で暴動が起き、その責任として投獄される。
シメオンとは幼友達。自分が賢女である事に誇りを持っている。
『妊婦の処刑は禁止』という法律を利用し、
王子シメオンの子を孕んで死刑を免れようとするが……。
シメオン
王国の王子。
戦場で敵兵に対する惨たらしい行いと、
多くの人々を死刑に処している事から
『嫌われ王子』『酷薄公』と称され、自国民からも恐れ嫌われている。
冷徹な性格でめったに感情を表に出さないが、
時折、極端な行動に走る危うさがある。
かつては心優しい少年だったが…
■総ページ数:154ページ