「湯川さんって、いつもあんなエロい下着で出社してんの?」私は恋愛より仕事を選んできた。新入社員の時、当時の女性部長が仕事もできて、周りの信頼も厚くて、凄く憧れた。それから、彼女みたいにカッコ良い女性になるために、ひたすら仕事に打ち込んできた。今月も成績1位だったし、遂に部長になれるかも…と、思っていたら、新任の部長は男性、しかも若くてイケメンで仕事もできるし、周りの人にも優しい…。私がなりたかった姿だ。こんな人にかなうわけない。そう思って元気がなくなった。そんな私には願掛けがある。派手な下着を着れば仕事がうまくいく。大きな商談の時そうしていたけど、今では、出社の時はいつも派手な下着を着ている。元気をなくしても仕方がない。明日も下着の願掛けをして出社しよう。そう思って洗濯していたら、下着を一枚落としてしまって、隣の人に見られた。そこにいたのは部長で…。彼にこんなはしたない下着を見られるなんて。派手な下着を落として部長と恋が始まるなんて!?