「好きです! 付き合ってください!」
「……え?」
俺は今、好きでもない女に告白をしている。
ぼざぼざの髪に黒縁眼鏡。常に無表情だから愛想も悪い。
まあよく見るとスタイルは悪くないかもだけど……。
そんな地味ブスになぜ告白しているかというと、
そう、『罰ゲーム』だ。
野次馬根性でゲームに参加してみたら、まさか俺が負けるなんて。
早く終わらせて帰りたい。
さっさと断れ――
「別に、いいけど」
「!?」
まさかのOK。
最悪なんだけど。
俺から別れ切り出すの気まずいし、コイツから切り出してくんねえかな。
そんなことを思いながら、普通にデートとかしてたわけだが。
……あれ、以外に楽しくね?コイツも普通にノリが良いし。どんなに無茶振りしても断らないし。
じゃあ――
「コスプレとか興味ない?」
「えぇ……、はぁ、いいけど」
まじか。
「着て欲しいの、どれ?」
「こ、このメイド服とか」
「はい、どう?」
「!!!!?!?!!?」
い、いや、相変わらずブサイクなんだけど、
派手じゃない素朴な感じがメイドっぽいっていうか、
俺の言うこと聞いてメイドコスしてくれてるのが
気持ちいいっていうか、
やべえ……、ムラムラしてきた!!