【本作品は同人誌となります】
南辰流古武術忘れ去られつつある伝統格闘術を継承する男、タツヤ。
その実力を世に知らしめ、流派の名を現代に蘇らせるため、
彼はある舞台に足を踏み入れる。
それが、今ネットで話題沸騰中のミックスファイト試合配信。
プロレス団体「タナトス」が主催する、オンラインイベントだ。
この大会の最大の特徴は、観客が全て画面越しという点にある。
リング上の選手たちは、チャットを通じた声援やコメント、
応援エフェクトなどをリアルタイムで受け取ることができ、
それが選手たちの心理にも少なからず影響を与える
インタラクティブな構成となっている。
「俺の打撃が通じない相手などいない」
絶対的な自信を胸に、タツヤはプロレスルールという条件を飲み、
古武術家として異種の世界に殴り込みをかけた。
この構図そのものが話題を呼び、
配信開始前から注目カードとして話題を呼んだ。
タツヤの対戦相手に選ばれたのは、
中堅女子レスラーのアカネ。
女子学生でありながら、打撃・投げ・寝技を
バランスよく操る万能型の選手。
特に彼女はプロレスにおける受けの美学を何よりも重視しており、
自らダメージを受けつつもなお立ち上がるその姿が、
視聴者の心を掴んで離さない。た
だの勝敗ではなく、「いかに魅せるか」そんな哲学が、
彼女のプロレスには宿っている。
「プロレス vs 古武術」
双方のファンがSNS上で火花を散らす中、
視聴者投票により、この一戦には
「時間無制限・ギブアップなし・3本勝負の失神KOマッチ」
という過酷なルールが課されることになった。
この試合には、完全決着しかないのだ・・・
果たして、タツヤは南辰流の名を現代に刻むことができるのか?
それとも、アカネがその野望を鮮やかに打ち砕くのか?