著名な画家を祖父に持つ美大生・大野シンタロウは、周囲から期待されながらも、自分の作品に自信を持てずにいた。
そんなある日、学内展示である彫刻作品に目を奪われる。
遠くからでも伝わってくる強烈な存在感。その作者は、学内でも注目を集める存在・朝丘凛だった。
人懐っこく軽薄そうな態度とは裏腹に、凛はシンタロウに強い興味を示し、初対面とは思えない距離感で踏み込んでくる。
さらに凛は、シンタロウ自身も気づいていなかった創作への執着や感情を、見透かすような言葉で暴いていく。
突然距離を縮められ戸惑いながらも、自分を真っ直ぐ見つめてくる凛から、シンタロウは次第に目を離せなくなっていく。
「君は僕の作品のどこに惹かれた?」
作品を通して互いを見つめ始めた二人。創作に向ける熱と危うい感情が交錯する、美大生たちの青春BL。