ボンキュッボンのヒロインと、逆三角でクッと腰から締まる肉体の男性とで、どの作品もこれが私のハーレクインよ、と言っているかの麻生作品。キラキラ星光るお嬢さんのドレスアップ姿、髪質が日本人のものではないフワッとした女の子の巻き毛、どれも洋物らし
さがあって大人であって、かつ可愛らしい。
先生は目だけ描く手法を用いるが、画風のひとつと理解している。
お互い語るに落ちる瞬間まで、相手の本心が全くわからなかった。
このタイプのロマンスストーリーの要である誤解、相互未確認、それでも押さえられない、相手を求める心を、充分描写している。これでいいと思う。
ベッドシーンは頁数取りすぎかとは思う。
建物の外も中も麻生先生はセレブ感がよく表れている。
岸本景子先生がコミカライズご担当の「ティアラよりも輝く日」を先に読んで、それがスピンオフ作品と知ってから、こちらにやって来た。
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