連載当時は大人気の名作だったんですが、当時は興味なくて読んでませんでした。
でも、読んだとしてもわからなかっただろうなあ若かったから。
ヒロインは二人、男前な妙さんと純粋で優しい菊子さん。
この二人の友情と 登場人物だちが〈ほんとうの
こと〉を見つけようとするお話。
菊子さんはエリートでカッコいい旦那様に強引に18歳で結婚させられます。世間も恋も知らないまま嫁いだ菊子さんは、旦那様に愛してもらえず…それどころか人間扱いもされず(完全にDVですね〜)5年も暮らすんですが、耐え切れずついに家を出ます。
倒れている所を、妙さんに発見され保護されるのですが、なんと菊子さんの最低夫、秀次は妙さんが学生時代からずっと憧れ続けたひと。
妙さんは菊子さん大好きな気持ちと どうしようもない過去の恋心に苦しみました。
前半はいかにも昔っぽいラブコメ調の絵柄と展開に???ですが。
中盤菊子さんを守りながら秀次と丁丁発止と渡り合う妙さんが痛快で、頑張れ〜とエールを送りたくなる面白さ。
それから徐々に、それぞれの心の奥の真実を引き出すため迷ったり傷ついたり…が続きます。
菊子さんの旦那は極端だとしても、世の中似たような男はいくらでもいます。女や家事を軽く見る。キレイなこと言っていたとしても人間って他人を計るんですよね。女でもおんなじか
菊子さんに片思いする麒麟館住人、火野クンが、秀次と対極で一途で、ホッとします。
諦めず、たくさんの愛を見つけた彼らに引き込まれ、気付けば一気読!
自分の生き方も絡め深く考えてしまいました。大人の女性ならパック買いおすすめ
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