コンプレックス抱えて自信持てなくて、でも、一生懸命。典型な主役を張らせて好きな男の子に一途な想いで毎日が一杯の女の子が描かれていく。
好きな人を探しに、一目見に出掛ける行動も、同じ学校に進学したい気持ちも、いじらしくてたまらない。あー声ね
、というところに線の方もまさか単なる勘違いどころでなく、というところや、お土産渡しに来てくれてるところとか、好きな場面が多い。
番外編で真柴くん(マーシ)にも情が移ってしまい、自分の過ごした学生時代とは全然違うけれど、彼らの過ごした中学高校時代に少し居合わせてもらったような感じ。
階段のその先には、楽しくて明るい、いい大学生活になるんだろうなぁ、と思えてくる。
いいなぁ。そういう日々を送りたかったなぁと、ため息も。。。
(2021/05/17)くらもち先生の70年代過去コミックスを読み耽っていたら、中・高・予備校生時代、そして大学生へ入り口まで加南達の辿り着く道程を、本作がたった2冊で描かれた事に改めて感服。
昭和53(1978)年、7回分の月刊誌連載と、あと番外編「まゆをつけたピカデリー」での1回掲載分。
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