「花のあすか組!」を読んでおらず、短編はかつて何度か見ていて興味がありながら、長年少し遠かった。ちょうど私が漫画読みを中断していた頃だったから。
BL作品も手掛けておられたことも今日まで知らなかった。
やはりうまい。
ホントに構成
力というか、展開の妙というか、素晴らしい。とぼけた感じ、気持ちの自然な感じ、さらりと場面が変わっているのに唐突巻なく漫画のそれであったりして。
まだ1巻目。3冊完結と、手を出しやすかったこともあり、双葉社キャンペーン中の30%割引もあり、まとめて購入。2巻以降も期待で引っ張る。(以降は完読後。)
BLCDの声優を(も)こなす子(17才)持ち声優の話。
20年くらい前の作品らしいが、葛藤や恋の鞘当てなど描写が細かくて、作品としての生命力に繋がる普遍性を感じた。
ここまでそういう嗜好の人だらけの話になっていくとは思わなかったけれど。
読み終わって、同性を好きになることへの当惑と混乱、相手への真摯な思い、それを当初からは相手にぶつけることの出来ないありように、リアルを感じた。
なお、声優さんという職業を、しかもBLのCDの声優さん達、というところも含め、仕事描写が、有りそうでこれまで見たことのない視点・フィールド、というのも、大いに興味津々でストーリーに強い引力を感じた。
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