アナベルとジャイルズがいよいよストーリーに戻ってくる巻。
フィリップとロザベルの恋は次第に確かなものに。
この二人のシーンはベッキーのアドバイスも後押し。
ロザベルの姑殿、悪い人じゃないんだからもっと使って展開してくれて良かったの
に。
ロザベルはもう大丈夫です、と言いたかったストーリー上の意図なのだろうが、クライマックスの、敵の抵抗に対する反撃が、どうもお話お話していたと感じる。
何しろ、いつからそれがそこにあったの?的な唐突さだから。
アナベル編だという「夢の舞踏会へ」でさっぱりしたい気分。
ロザベルへの手紙に登場していたアナベルは、この「すり替わった恋」で素敵な姉妹愛と、小気味良い行動力を見せてほほえましい。第一巻の、ヤな感じを思い切り出してたジャイルズに、ロザベルに代わって反撃していた風なので、爽快感があるかと期待しているのだ。
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