かりそめのガールフレンド 1巻

素敵な作品でした。半額で買ったからかな…お得感◎です！
裏切りも勘違いもなく安心して読めたなぁ
ちょっとチープなコマ割りとか心理描写はあったけれどヒーローヒロインがかわいく魅力的で気になりませんでした
ヒーローの女癖が…とあらすじにありますがあんまり本編内では感じないです…まあハーレクインはどれもそんなものですが…

話は相手の良いところを互いに知り合ううちに、いつの間にか異性として意識するようになる、そして相互の本心の意思疎通が最後は結婚まで行くストーリー。
出逢いから結末まで、順調ではないにせよ、かといって大きな山にも当たらない。いろいろなイベントを二人で乗り越えていつの間にか、という感じ。

彼の業界の中での立ち位置がわからない。アイドルではない。新進俳優？
話題作りも仕事なのでは？と思う一方、その、役柄から来るイメージを守るための便宜的な交際がだんだん本物になるプロセスでは、彼にカモフラージュ交際を勧めたプロダクションの人が、二人の交際が真剣になることを歓迎。日本なら、女性ファンが離れていくことを恐れて結婚は事務所がオーケーしないというのにこの違い。

授賞式での家族の動きも驚くばかりだ。
つまり、すでに、ストーリーが、結構独自なところが多い。人気スター街道をかけ上がっていく恋人を追いかけて別の土地からやって来て、その人とはうまくいかずに、さてそこからどうするというストーリー自体は目新しくないのだが。

ストーリーの持つ可能性がもったいない感じで控えめに展開されてしまった感じだ。印象が地味になってしまっていて損している。

業界の華やかさや、人々の派手な集まりは最初のうちだけしかない。そもそも、言葉で説明されてる二人のキャラが絵ににじみ出てこない。
彼の素晴らしさを目で見て確かめたいが、ヒロインの存在が特別ではなく彼の存在は特別であること、その特別さが受賞に値することが、実感できないのだ。彼にはヒロインこそが「特別な存在」であること、ストーリーがいいもの持っているのにその辺の描写に視覚的な裏付け描写の迫力がインパクト弱いのだ。
難しいとは思う。
しかし、文字で表されていることをビジュアルでもそう思えなければ。コミックで読んでいる意義がそこにあるのだ。

元恋人を追いかけてスタジオ内ではぐれかけて彼にかばってもらう場面も、状況はわかった、程度で、出逢いのドラマチックさ演出無し。いい感じではあるのに、頁をめくる手のスピードが止まるほどには印象を残さなかった。


多少子供っぽく見えることも足を引っ張ったのかもしれない。
二人が互いを意識する始まりとなったハグは良かった。
また、黒が入る効果は良かった。

ファルコン家3作目。購入時はこれが最新作でしたが気付けば4,5作目が出てる！てか3,4,5作でセット販売されてる！何だか悔しいので続きは買いませんw

お互い惹かれ合ってるのに気持ちを伝えられずヤキモキしたけど、ヒーローが愛を伝えるシーンは格好いいです！この二人はハッピーエンド後もずっと仲良くいられると想像できる安心カップルです♪
あとヒーロー父が少し改心？してくれて良かった。
絵がいまいちなので☆－1
腹筋が変というか、作画が乱れてるような…？