大野ゆたかは報道カメラマンだった父の血を受け継ぎ、一心不乱にカメラを構える。調子に乗って失敗することも多いけど、いつかは一流と呼ばれる写真家になりたいと思っている。だが、ゆたかも最初からカメラひと筋だったわけではない。２年前までは、バットとグローブに情熱をこめる野球少年だったのだ。その噂を聞きつけ、弱小野球部の連中が助っ人を頼みに現われた。もう昔の話だからと出場をしぶるゆたかは、対戦相手を聞いて顔色を変える。かつてバッテリーを組んでいた親友・青村が率いる月見ヶ丘……。ともに夢を追った相棒と、ふたたび語り合うことはできるのか？ 因縁の勝負を終えたとき、ゆたかは一回り成長するのだった。撮影の一瞬に若き魂を燃やすフォトライフ・コミック、第５巻（全８巻）！！
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