真夏の暑い日、友人の結婚式に行く用意をする女。暑いと言ってベッドに寝転がる男。女の友人は高校の同級生。15も年上の男と電撃結婚。彼女は「会った瞬間に、この人だって思った」と言った。「信じらんないよ。俺、そんなの１度も無いよ。会った瞬間になんて」「あたしも無いな。でも、あたしって鈍いから。ひと目で気付くなんて無理かも」「ほんとに思うのかな、あ、こいつだって」煙草を１本吸った女は、それには答えず出掛けた。男は独り言の様につぶやく。「ちくしょう！ 世間にはゴマンといるよ。俺達みたいな男女がよ」運命の相手だなんて思えない。宿命の恋だなんて思えないよ。男は女を追いかけた。「おうしたの？」泣いてるみたいに見えたんだ。そして…。「Some Kinds of Heaven」（花田祐実）ほか、オトナの恋愛、幸せな結婚をあなたに デジタル雑誌「素敵なロマンス」Vol.13!!
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