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たそがれたかこ(1)
女性マンガ
たそがれたかこ(1)
10巻完結

たそがれたかこ(1)

690pt/759円(税込)

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作品内容

たかこは、母と暮らすバツイチ45歳。深川から自転車で新大橋を渡り、社員食堂のパートに通う。とくに大きな原因はない。逆にすべてが原因でイヤになっているのだろうか――。このところ、夜にやられて隅田川のほとりで一人、酒を飲む。ところが、だれもいないと思ったそこで、声をかけてきた男がいて――!? ふんばりざかりをふんばる人に、届けたい物語。

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レビュー

たそがれたかこのレビュー

平均評価:3.7 161件のレビューをみる

最新のレビュー

  • (4.0) 45歳にしては老けすぎ
    ミカさん 投稿日:2024/1/4
    なことを除けば、後は良い。 千切りをしながら無心になれるというか、いろいろ考えてることを忘れられるという気持ちわかるわー。

高評価レビュー

  • (5.0) 最終巻購入。登場人物が狂人だらけ。
    ちるちさん 投稿日:2017/9/2
    【このレビューはネタバレを含みます】 入江喜和らしい、静かに狂気的な漫画。最終的に、子供(とフリースクール関係者の大人)以外が全員が身の毛もよだつエゴイストばかりで天晴。私はオーミよりも大人でたかこさんより若く、二人の間くらいの年齢のせいか、子供の方の気持ちがわかるので、オーミに同情してしまう。たかこさんの行動が非常に最低最悪だと思うし、それを笑って「これでいいのだ〜」なんて非常に狂ってると思う(笑)。よくねえよ!w 本人はすっきりしただろうが、オーミはこれから女性関係にも悩むだろうし、大好きだったはずのバンドの曲を聞く度に怒りや嫌悪感に苛まれるだろう。バンドが出世したら更なる地獄。たかこさんのこの行動は、別れ話のときに「私を忘れないで」って言って目の前で自サツする、みたいなことだよ。ざっくり相手の心に傷をつけて、そりゃ満足でしょう。オーミはきっと一生忘れないと思う。バンドマンもラジオで無責任に笑っていたが、もしオーミがあれを聞いていたらと思うと本当に可哀想。「これでいいのだ〜」は「本当に心の底からいいと思っているわけじゃない」のは承知の上で、頭がおかしいと思う。大人が自分の子より年下の男の子に「恋愛的な目で見てる」と言って振られて他に言うことあるだろ。入江喜和は本当に人の心を抉り倒す漫画が上手。面白かった。 続きを読む▼
  • (5.0) 無料の3巻まで読んでみました。
    ママ子さん 投稿日:2023/2/28
    【このレビューはネタバレを含みます】 主人公は母親と暮らすバツイチ女性(45) おばさんだけど中身は思春期の頃と大して変わらず上手くない人間関係や性質の違う母親に感情を使う人。 ストーリーはもちろん設定や登場人物が特に面白いと思ってます。不惑を過ぎた女性にはやや自虐的な共感があるかも。私などもわかりみと自分&母の会話か?とデジャヴの嵐です。 「人が描かないような人を主人公にしたい」とありました。 追記:安易な展開じゃない所、キャラの細かな描写、ここぞ!という場面の画の表現力等々…やはりレベチで素晴らしかったです。中年女性の立場のリアルは身につまされました。 ただ主人公のキャラ(自意識強めで悩める人)やオバショタ(と言いましょうか…)には好みが分かれるかも知れない。私は人物を憧れや素敵ばかりで描かない所も好きなのだけど。 しかし響く方には響きまくるのではないでしょうか。最後まで読んで良かった!です。 続きを読む▼
  • (5.0) 芥川賞小説を読んだみたいな
    あかささん 投稿日:2021/10/12
    読んでて辛いし暗さも、もやもやもする、不快なシチュエーションなくはないけど、つまらなくない。自分とは全然違うのに共感もするし、共感できない部分でも読み進めたくなる。なんだろうなぁ不思議な感じ。テンプレ的に不幸なわけじゃないのにこの、どうしよ うもない絶望した感じ。突然やってくる熱。病的にのめり込む感じ。この長さで、ドラマチックで特別イベントが起こるわけでもなく、良くも悪くも生きていかなきゃいけない日々が描かれているだけ。主人公たかこを好きなわけでもない、肯定もできない。でも、みんなそれぞれにわかる部分あって。上手く表せないけど本当に心の深淵、センシティブな部分を日常的に描くのが上手な作者さんなのですね。好き嫌いは別にして夢中で読みました。 もっとみる▼
  • (5.0) 絶妙な空気感
    こくもつさん 投稿日:2019/8/24
    【このレビューはネタバレを含みます】 主人公のたかこはそれなりに年の行った女性。バツイチで離れて暮らす娘がおり、ささやかなパートの仕事をしながらソリの合わない母親と二人で暮らしている。 そんな閉塞感のある日常とたかこの枯れた心が、近所にできた気さくなおじさまが営む居酒屋を見つけた事や、不思議とたかこの心にすっとしみ込む曲を作る、ずっと年の離れたバンドマンの存在を知った事によって、徐々にキラキラを取り戻し始める様子が繊細に丁寧に描かれています。 決して派手なストーリーや題材ではないにも関わらず、こちらまで心の若さを取り戻すような気持ちにさせてくれる、素敵な作品です。 続きを読む▼
  • (5.0) 40代すべての女子に!
    やすさん 投稿日:2017/12/14
    身の上も全く違って、同じ経験も全くないのに、たかこさんの気持ちがなぜかとてもとてもよくわかって、不思議でした。切なさで胸がしめつけられそうな場面も、希望に満ちたうきうき気分の場面も素晴らしく良かったです!そんなつもりはなかったのに、1巻、2 巻、と次々に、結局ファイナルの10巻まで一気に読んでしまいました(^_^;) たかこさんと同い年のいま、このマンガに出会えて、それだけで背中を押してもらえたような暖かい気持ちになれました。本当に素晴らしい話をありがとうございました!40代、すべての女子にぜひ読んでほしいです( ≧∀≦)ノ もっとみる▼

書店員・編集者などオススメレビューをピックアップ!

読めば読むほど
分析:いっちゃん(シーモアスタッフ)
45歳、女盛りもすぎ、バツイチ、たそがれ街道まっしぐらの、たかこは、年老いた耳の遠い明るい母と二人で暮らしています。生活といえば、何の変哲もない、母の食事や世話、そして、食堂のパートとの往復の日々で、自分の落ち着ける行きつけの店もなく、落ち込んだ時に話ができる友達もいない、そして離婚後は娘とも疎遠…人づきあいが極端に苦手で、この現状にたかこは行き止まりの人生を嘆きながらもどうすればいいかわからないでいます。そんな彼女に変化が現れる、夜中の川辺に1人、ビールを片手に飲んでいると、フレンドリーな男性が話しかけてきたのです。少しずつ訪れる日常の変化を彼女は受け入れていきます。素敵なたそがれに幸あれ、読めば読むほど引き込まれる作品です。

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