マンハッタンで暮らす最愛の妹が、謎の死を遂げた。ジャシンダは真相を知るため妹が住んでいたアパートメントに潜入し、偽名を使い、家政婦として豪華なペントハウスで働き始める。妹には秘密の恋人がいたことがわかっており、その相手がペントハウスの主、ゲイジではないかと考えたからだ。もしかしたら彼が妹を殺したのかもしれない――そう疑い、ジャシンダはゲイジの身辺を探るが、妹と彼をつなぐ証拠は見当たらず、かえって魅力的な彼にどんどん惹かれていってしまう。そんな矢先、ついに身分を偽っていたことがゲイジにばれて……。■作家競作六部作〈パークアベニューにようこそ〉も最終話を迎えました。長い間、ご愛読ありがとうございました。