世界観がよく作りこまれていて、読めば読むほどハマる。全体的にシリアスな流れの本編と、「牙の塔」修行時代がコミカルに書かれているプレオーフェンの角川お得意の二段構え。そして別出版社から発売されている未来編を含めれば過去・現在・未来の三段構えで
隙が無い。戦闘場面での細かい描写が独特。主人公が戦って強くなっていく系ではなく、元から強さの序列がはっきりしており、それを覆すには様々な搦め手やら何やらを駆使しないといけないところが、当時は凄く新鮮に感じた記憶がある。今でも輝きの褪せない作品。
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