エージェント会社を経営するA・Jのもとに、テレビのプロデューサー、デビッド・ブレイディがやってきた。彼は超心理学をテーマにした番組を企画しており、A・Jのクライアントであるクラリッサに出演してほしいという。クラリッサは著名な超能力者で、A・Jの母親でもあった。母親を見世物扱いされるのではと警戒するA・Jだったが、デビッドと握手をしたとたん、激しい感情の波に襲われる。実は自身も超能力を持つ彼女は、なにかを感じたのだ。意思とは裏腹にデビッドに惹かれてしまう自分が恐ろしくなり、A・Jは必死の思いで心を閉ざした。■ロマンス小説の女王ノーラ・ロバーツの作品をお届けします。恋愛において男女が抱える葛藤を、華やかなショービズ界を舞台に濃密に描きこんだ読み応え充分の一冊です!