このレビューはネタバレを含みます▼
美しい彼のコミカライズで出会った凪良先生の作品、ゆっくり集めようと思っていましたが一部終売と聞いてその分だけでも、、と思ったのに気づいたらここ数日でBL作品全部買ってました。
コメディもシリアスも、どれを読んでも読み終わると「これが一番好き」となってしまいます?
ただ、一番泣けたのは私の場合この作品でした。
夏生がなぜ5年前に一也の前から姿を消したのかも、そして今二人が想いあってることも読んでる方にはわかってるから、一也の一途な気持ちや覚悟がもう切なくて切なくて?
夏生を守りたいからこそ自分からどんどんぬかるみにはまっていく、それも腹決めたから怖くない、ではなく自分がしなければならないこと、してしまったことに泣きそうに怖がりながら、それでも止めない。止めたら夏生を守れない。
そんな一也の心情は関係ないとばかりに事態は容赦なく、理不尽なものに搦めとられていく焦りと恐怖、その間に束の間、夏生との逢瀬。緊張と弛緩がお話の7割くらいは続くので、読むのがほんとにきつかったです。
その分、本編の残り3割でお話が疾走感あふれる怒涛の展開に、先が知りたくて目が滑る勢いで読んでいき、1ページごとにそれまでの出来事が巻き取られきれいに収まったのを見たときは、ものすごいでかい安堵の溜息が(笑)
さらに「葉書」でもやられました。
凪良先生、きっと九条さんも幸せにしてあげたかったんだろうなあ?
悪いこともいいことも、返ってくるのね、としみじみ思いました。
生きてくうえで善だけではいられないにしても、なるべく徳を積んでいかねば。
発行からかなり時間経ってるようなので難しいのかな、でも九条さんのスピンオフと、やっぱり一也と夏生のその後も読みたいです!!!