男女問わず・来るもの拒まず・相手に感情を持たず・節操ない圭吾だけど…ただのクズじゃなく、もっとクズの両親や大人達に翻弄されて愛する事や愛される事を知らずに育てられた男なんですよね。可哀想で悲しくて苦しかった。早坂家や蒼を守るため、自分の気持
ちを我慢して蒼から離れなければいけない、でももう少しだけでいいからと葛藤する圭吾の心が苦しくて涙出ました。最初からサスペンスな仄暗さを感じさせて、ラストはマジかと衝撃的でしたが息苦しく悲しく思わせる作者さんの文章力や表現力が凄いなぁと思った。
健気で純粋に圭吾だけを求める蒼と、何故か初めて会った時から惹かれて執着し無自覚に蒼を求める圭吾の2人には、いつまでも一緒で幸せになってほしい。もう一度読み直したら切なくて涙が止まらなかった。
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