ソーニャ文庫創刊時に刊行された本作。ひさしぶりに読み返しましたが、ソーニャらしい歪みが楽しめました。(最近のソーニャはライトな作品もあるので...)
『虜囚』の前編という位置づけで、ヒロインサイドからの描写になっています。
天使のような
双子の弟の真実の姿が徐々に明らかになっていきますが、『虜囚』を読んだ後にもう一度こちらを読むと、そういうことだったのか!と見えてくる部分もあり、二度楽しめます。
H.なシーンの描写も濃厚です。
そして、挿絵もとてもきれいで、作品に合っています。
愛ある歪みで、私の中でソーニャトップ10に入る作品です。
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