はじめに
秋の天皇賞の前哨戦である毎日王冠と京都大賞典が終わりました。京都大賞典では断然の1番人気ゴールドシップが馬券にならない大波乱の結果でしたね。毎日王冠では去年の秋の天皇賞を制したエイシンフラッシュが勝ちました。毎年、秋の天皇賞に波乱はつきものです。ハイペースになってもスローペースになっても穴馬が飛び込んできます。今年はその馬を上手に見つけて拾いたいですね。
競馬は「人が買えない馬」を買わないと儲からない!
「人が忘れている馬」が美味しい!
あなたは穴馬を買う時に何を参考にしますか?競馬新聞の記者の打った印ですか。他にも血統、指数データや調教タイム、騎手、その他、様々な判断要素がありますよね。
しかし、例えば血統だけですべてのレースを判断することには無理があります。競馬新聞や競馬サイトは情報やデータが多すぎて「このレースにはどの情報が有効なのか」と、いう点を自分の経験と記憶、勘だけで判断しなければなりません。
では、あなたはそのレースについてどれだけのことをご存じなのでしょうか?
「去年の勝ち馬は?2着馬は?何番人気の馬が穴馬だった?では一昨年は?」
おそらくほとんどの方は忘れられていると思います。
ましてや、「去年、一昨年、なぜ、その馬が勝ったのか?なぜその穴馬が走ったのか?」という一番大事な情報は案外見つからないものです。
去年、レースが終わった直後に反省したことを記録している方はいらっしゃいますか?おそらく、馬券がハズレた後は一杯飲んで帰られた方がほとんどじゃないでしょうか。
実はどのレースも毎年、繰り返されている「覚えられずに見えにくい法則」があります。
まさにそれがG1勝ち馬と穴馬の法則です。
どのレースもそれぞれ特徴を持っていて、勝ち馬や穴馬を見つけ出す要点はバラバラです。しかも、これは記憶できるようなものではないのです。
そこで、その要点をレースごとにまとめて整理しました。
その法則で馬を選んでいくと、これが実に良く穴馬を拾ってくることが検証できました。
これを馬券検討に加えるだけで3連単10万馬券から50万馬券ぐらいは狙うことができるようになります。
その「覚えにくい見えにくい法則」をG1レースごとにまとめたものが本書です。
2012年秋は電子書籍(アンドロイド版、iPhone版)で大変好評を得ました。
水野 宙