レースクイーン、モデル、ダンサー。美女ばかりを狙った連続殺人事件が発生。その顔はズタズタに切り刻まれ、死体の横には必ずアヒルのおもちゃがあった……。世にも残酷なこの難事件を、新米刑事の赤羽健吾と、行動分析課の上司・八重樫育子が追うことに。二人はやがて、57年前の未解決事件に行きつく。現場に木彫りの家鴨を残したという、娼婦連続殺人だ。2009年の《アヒルキラー》、1952年の《家鴨魔人(あひるまじん)》。死体の横に「アヒル」を残した、二つの連続殺人事件。 両事件の因縁とは? 『悪夢のエレベーター』ほか、悪夢シリーズが大ヒット中の注目の気鋭・木下半太による、笑いと戦慄のミステリー!