このレビューはネタバレを含みます▼
「おまえの、その終始、苛立っているような性格は、子供の時の事件を引き摺っているからか?」「トランクに閉じ込められた時、罰せられてるのかと思った、さっきそう言った。理不尽な恐怖を与えられて、自分が悪いと思ったんじゃないか?だから、おまえは今も、どこかで自分を責めているのかもしれない」「もしくは、自分が人に嫌われていると思っている」 旅路を死神 より抜粋
私事になるが、私は長い間ずっとアル中の父と中学受験失敗した兄に暴力をふるわれていた。年々酷くなる暴力に私が至った思考は、私に何か重大な欠陥があるから罰せられているのではないかというものだった。何年もずっと自己否定し、生きててすみません許してくださいと抵抗を諦め譲歩していた。辛かった。中学生の時と高校生の時にもこの作品を拝読していたが、23歳の時改めて読み返した際にやっと、この死神の言葉を自分と重ね咀嚼することができた。希死念慮は消えないが大きな気づきを与えて下さりありがとうございました。