完結までだらだらせず、関係ない話で引き延ばさず、終始ストーリーの根幹が一貫しており話の流れがすんなり入ってくる。一気に読んだので最初の方の巻はどうだったか忘れたが、気が付いたら毎巻泣いていた。涙腺が弱い自分としては、切なすぎてホント辛かった
。しかし陰気な感じにはならない。最終的には「帝国の魔術師」という呪いのような悲しい楔は解き放たれてハッピーエンドに落ち着く。超大作になっているが構成がしっかりしているのでブレがなく、読後映画を観た後のような気持になる。誤字がいくつかあり編集者はこの作品を読んでいないのか?と思われる。
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