20%オフのクーポンあったので買ってみた。
ミギーの台詞だけではなく色んな台詞が出てきます。
構成としては、著者の提言、台詞、解説、挿絵といった様になっています。
最初ピンと来なかったので、提言飛ばして台詞だけ読むようにした。
する
とこの場面覚えてる?ってクイズ本になって面白い。
殆ど台詞場面の挿絵があるので(無い物もある)、そうそうこれこれ、あっこれかーといった感じで答え合わせが出来る。
そのため、解説はすぐ飽きた(ごめんなさい)。
ネットで探せば名言集はたくさんある。
でも、これは挿絵があるのと、皆が注目しない様な薄い台詞も載っているので脳の片隅を掘り起こされ楽しい。
寄生獣ほどの作品であれば、それぞれの解釈を皆が持ち、それぞれの人生の背景によってそれは変わってくるだろう。
すなわち普遍化出来ないものの解説という難しさがある。
だからこの本の著者は聖書や著名な哲学者の名言を引用し権威付けてる訳だが、それもワードから連想される哲学を記述しているだけで台詞の解説ではない。
思うに、著者は作品をあまり読んでおらず、台詞だけから解説書いてと頼まれたのではないかと推察される。
結果、ストーリーとは関係無い解説になる訳だが、逆に関係無さ過ぎていて是非を問われない手法でもある。
本来ならば勝負をして欲しかったが、逆に踏み込んで無いためイライラしないという利点もあった。
なので、台詞と挿絵で楽しみ、たまに解説読んで、へーって思う本です(笑)。
実写映画の時にタイアップで出されたんでしょうね。
後半になるにつれ筆者の思想が強くなり、人間は悪、環境問題といったテーマを述べられています。
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