作者さんがあとがきで書いておられた通り、確かにロードムービーのようなお話でした。淡々とした映像、効果音もなくて、景色や会話や人の表情で展開していく決して明るくはない物語。元カノと親友が最低(心変わりは仕方ないこととして、結婚式当日に逃避行と
か、謝りに来ないとか)だなと思うけど、それを凌駕するものを手に入れた内野くんがこれからずっと幸せでありますように。ナトリくんの背負っているものは重すぎてこれから先も彼を苦しめることがあるだろうけど、それでも少しずつ自分の幸せを受け入れられるようになってほしいです。最後が甘々ラブラブ前途洋洋とまでならなかったのが、リアリティを上げた気がします。BのLの部分はそれそど多くないけどとてもいい作品に出会えたと思えました。
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