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極悪人のバラード

月東湊榊空也

（4.4）投稿数14件

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作品内容

自ら起業し社会的な成功をおさめながらも、親友への叶わぬ恋にフラストレーションを抱える高野。憂さ晴らしに一晩30万円で澄んだ瞳の青年・渉を買うが、文句ひとつ言わず従う渉に苛立ち、酷く当たってしまう。それでも変わらず逢瀬に応じる渉――いつしか二人でいる時間が心の拠り所になっていた高野は、溺れるように渉にのめり込んでいくが……!?

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極悪人のバラード

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作品情報

ジャンル

：ライトノベル

BL小説

出版社

：幻冬舎コミックス

雑誌・レーベル

：幻冬舎ルチル文庫

DL期限

：無期限

配信開始日

： 2015年7月3日

ファイルサイズ

： 1.0MB

ISBN

：

9784344834453

対応ビューア

：ブラウザビューア

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レビュー

極悪人のバラードのレビュー

平均評価：4.4 14件のレビューをみる

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高評価レビュー

ヒッシーさん

(女性/50代) 総レビュー数：11件

予想外の感動作

内容紹介から「思いやりに欠け傲慢だった攻めが、受けの純情さに本当の愛情を知りハッピーエンド」の軽い話を予想してました。結論その流れの話ではあったのですが、予想を大きく超えた中身の深さに、まさかこんなに感動して読み終わるとはといい意味で騙されました。
高野と渉、二人が抱えてきた人生の辛さ苦しさ、幸せに対するあまりにも強い憧れと恐れ。居場所を常に求め、でも手に入れ方が分からずもがき悩む姿に、家族という形がどれほど大きな存在であるのかあらためて考えさせられます。相手の笑顔があれば自分も幸せになれる。幸せを知らなかったお互いだからこそその大切さと有り難みを噛みしめられるのだと思いました。ぜひお勧めしたい作品です。

4件

2015年7月5日

lisa さん

(女性/20代) 総レビュー数：538件

史上最高の不憫受け

ネタバレ

このレビューはネタバレを含みます▼ ちょっと言いすぎたかな？と思わなくもないですが今思いつく限りの受けの中では一番不憫な子でした。
最初最悪でしたが攻めに溺愛されて幸せになれたので本当によかった。生い立ちを読んだ時は涙が溢れました。
「誰か一人を幸せにできたら、その思い出を一生抱えて生きていける」と言ってたのが一番印象に残っていて、そういう考えを持つ渉が不憫で、愛しくて仕方なかったです。高野さんに今まで酷いことされた分(本人は気にしてないみたいですが)一生大事にしてもらうんだよ？？幸せのお裾分けなんて考えずありえないくらいの幸せに囲まれて生きていってほしいです。

1件

2020年11月2日

yuzu さん

(女性/60代～) 総レビュー数：731件

心からの幸せ

人が一番欲しいもの、大切なもの、切々と胸に突き刺さってきました。心の孤独を抱えきれなくなっていた高野と渉。1人は他者を傷めつけ心を満たそうとして、1人は他者の為に自己犠牲に浸ることで空虚を埋めようとする。2人の側にいる人間たちの心の孤独や葛藤も描かれています。お金で支配する者とされる者として出会った高野と渉が次第に変化していく自分の心に生まれた感情に怯え戸惑い、傷つき、傷つけながら辿り着いたものは。この傷だらけの2人のひと言ひと言が胸にささり涙が止まりませんでした。

2件

2020年5月12日

律花さん

(女性/50代) 総レビュー数：593件

幸せでいてほしい

タイトルとあらすじから想像したのとはだいぶ印象の違うお話でした。思っていたよりずっとずっと繊細な物語でした。酷い男だった高野が一生懸命頑張る姿が良かった。渉をひたすら求める高野に感情移入してしまい、あまり酷い奴だと思えなくなってしまった。誰よりも幸せを求めているのに臆病になってしまっていた渉も切なかった。これから先もずっと幸せでいてほしいと願いたくなるカップルでした。本編も良かったですが後日譚が特に良かったです。

1件

2020年10月15日

アネモネさん

(女性/－) 総レビュー数：427件

一生大切にしたい傑作❗️

ネタバレ

このレビューはネタバレを含みます▼ 先生の作品、初読みでしたが大傑作です。
ストーリーに吸い込まれてしまいそうでした。
攻め目線の展開にも、作者様の意図を感じます。攻めと一体化した様な感覚になり読後も世界感から抜け出すのに時間がかかりました。
そして、即二巡目。一巡目と違い、受けちゃんの仕草ひとつひとつが切なくて、今すぐに抱きしめたい衝動に駆られました。
痛いし、切ないし、それなのに温かい、何度も読み返したい作品。

1件

2023年11月6日