ガートルードは、修道院から海賊船の船長へ差し出された。それがなんであろうと、船長が彼女に求める役目を果たすために。湯浴みをしていた船長がざばと湯から上がる。黒い毛の奥に隠されているそれが、まるで彼女に触れようとするかのように伸び、ふくらんで、こちらを指さしている。目をつぶろうとしたが、できない。船長がガートルードの耳元に口を寄せた。「その一。海賊は奪う」船長の指が、喉から乳首へとすべっていく。「その二。海賊は豊かなところから奪う。持ち腐れの宝を狙うんだ」彼の手が乳房を包み込んだ。熱く、荒々しく。彼女の心臓の鼓動を感じているはずだ。「その三」彼のささやきが髪をくすぐる。彼の手が、腿の間へ延びる――。「ああっ、神さま……!」ガートルードの叫びを、船長の熱いキスが塞いだ。