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【限定おまけ付き】掌の檻【イラスト付き】

宮緒葵座裏屋蘭丸

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作品内容

【イラスト付き】会社員の数馬は、ある日突然、友人にヤクザからの借金を肩代わりさせられ、激しい取立てにあうようになった。心身ともに追い込まれた状態で友人を探す中、数馬はかつて互いの体を慰め合っていたこともある美貌の同級生・雪也と再会する。当時儚げで劣情をそそられるような美少年だった雪也は、精悍な男らしさと自信を身につけたやり手弁護士に成長していた。事情を知った雪也によってヤクザの取り立てから救われた数馬は、彼の家に居候することになる。過保護なほど心も体も甘やかされていく数馬だったが、次第に雪也の束縛はエスカレートしていき――。限定書き下ろしSSも収録!

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作品情報

ジャンル

：ライトノベル

BL小説 / 電子特典付き

作品タグ

：ヤクザ / お互いが好き / テンポがいい / ヤンデレ好き / 不思議な感覚 / 受けが可愛い / 執着がすごい / 愛情に変わる

※システムにて自動抽出したものを表示しています

出版社

：幻冬舎コミックス

雑誌・レーベル

：リンクスロマンス

シリーズ

：掌の檻

DL期限

：無期限

配信開始日

： 2015年9月5日

ファイルサイズ

： 1.1MB

出版年月

： 2015年8月

ISBN

：

9784344835108

対応ビューア

：ブラウザビューア

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レビュー

【限定おまけ付き】掌の檻のレビュー

平均評価：4.1 80件のレビューをみる

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高評価レビュー

xx さん

(女性/10代) 総レビュー数：9件

互いのみを糧に生きる愛

ネタバレ

このレビューはネタバレを含みます▼ 内容が濃く読み応えがあり、ずんっと内臓に響くような重みのある話です。恋愛カテゴリーに入れてしまってはいけないような、病的で不健全な執着愛。究極の愛の境地とでも言うのか、相手がいなければ生きていけない、強烈に狂った共依存の関係に圧倒されました。
心情描写が細やかで、明かされていく執着攻めの闇にハラハラしながら読み進めていきます。順風満帆な人生を何不自由なく過ごしてきた受けの数馬が、愛に狂った攻めの雪也にじりじりと搦め捕られていき、ついには肉体・精神共に籠絡され堕ちていくさまがなんとも暗く狂気的です。一見すると「外面はハイスペックなイケメンだが、好きな相手に対してのみ愛が重くサディスト」みたいなわりと女性に好まれやすいありがちな設定ですが、この作家さんの場合その狂気の度合いが異常なので、全く異なる切り口で面白く読めます。
愛情不足による母親への依存は雪也の人格形成に大きな影響を与えたと思いますが、重要だったのは生来の愛情深く内向的な気質だと思います。度重なる愛情の裏切りは元来多くの愛情を必要とする気質である雪也には耐え難く、絶望経験は心の内に闇を増殖させ、最終的に目的のためには手段を厭わないソシオパスを生み出してしまいました。しかしそれにしても、数馬がたった一度の裏切りを一生の罪とするには小さいのではないかな、とも思います。雪也の負ってきた痛みを共に背負おうとする数馬はこちらもやはり狂人で、ある意味お似合いの恋人なのでしょうか。ラストは好みが分かれるところですが、この歪な愛の形は最も彼らに相応しいと思いました。
濡れ場はそこまで過激ではないものの、やや特殊です。食べる・食べられるという比喩だったり、体液に異常な関心を見せるところだったり、ハイグロフィリアみたいな感じもして色々と常軌を逸しています。
個人的には雪也のキャラクター性や人物描写がとても好きでした。どこか退廃的な美しさを感じさせる容姿は、描写が文章に色香を漂わせています。度々出てくる「雪原の椿」という表現が、愛を欲して孤独に凍った雪也の心の永久凍土を表しているようで印象的でした。
座裏屋蘭丸先生のイラストも美しく扇状的で、物語の世界を広げてくれました。

4件

2022年7月26日

MM さん

(女性/50代) 総レビュー数：298件

ある意味スパダリ‼︎

レビューを読んで覚悟して読みました。なかなか読み応えがあり、執着愛の歪んでいますが、ここまで尽くしてくれればスパダリだと思いました‼︎レビュー読んでなければ疑わずに真摯で紳士な弁護士です。最後にどんでん返しの種明かしがありますが、それでも数馬がよければ究極のスパダリだと思いました。ここまで尽くして執着して歪んでいようと愛してもらえば、数馬も雪也が好きなので全てを受け入れてハッピーエンドですよ！
面白いかったし飽きさせない内容でオススメです。
他の作品も読みたいと思いました。

2件

2022年9月16日

すいさん

(女性/20代) 総レビュー数：24件

重い攻めはいいぞ

ネタバレ

このレビューはネタバレを含みます▼ 執着攻め大好きマンなので購入しました。
無理やり感なくてハードな内容苦手な人でも読みやすいと思います！逆にハードなやつ好きな人には少し物足りないかも？って感じですが、攻の外堀を埋めていくとこや徐々に思考がおかしく？なっていく受を見てるとなかなかに不気味で読んでて美味しいです！
メリバなんだけど、攻は世話焼きそして受が結構ヒモ適正ある子な気がしたので死ぬまでにはお互い病みが緩和されてハピエンになってそう...
やはり好きな相手を落とすには胃袋からですね！！

1件

2022年3月6日

猫好きさん

(女性/40代) 総レビュー数：389件

囲い込み方がエグい

主人公は女にだらしなく仕事に奮闘し旧友を助ける正義感と不用心さを持つ、いわゆる普通の男です。それを攻めは女郎蜘蛛が獲物を絡めとるように、丁寧に丁寧に丁寧に籠絡するのですが、まー、えげつない。でも、最後に二人の心を繋ぐのは、純粋で汚れの無かった、過去の青春の一瞬なのです。この清濁の対比が良い！でも主人公はニートの間に、こっそり宅建ぐらいは取った方が良いぞ、多分阻止されるけど、と思いました。

6件

2019年9月15日

みゆうさん

(女性/30代) 総レビュー数：234件

すごく良かった

ネタバレ

このレビューはネタバレを含みます▼ 宮緒葵さんの執着攻め物が大好きなので、この小説もすごく楽しめました。展開は読めてしまうのだけど、宮緒さんの文章好きだし、世界観に入り込めました。美貌の執着攻め、たまりませんね。受けも良かったです。結末も大満足。でもきっと、この結末を受け付けられない方もいらっしゃると思います。私は執着攻めの場合、こっちの結末が好きなので、最後まで楽しめました。健気な執着攻めでした。

2件

2018年5月16日