全252ページ。イラストなし。21歳×21歳。現代の日仏が舞台のバレエダンサーストーリーです。受が日本をルーツに持つ東洋的な美人ながらも生まれも育ちもフランスのバレエエリートという設定で、その生い立ちからかどこか浮世離れしたような無垢さがあ
りました。マイノリティな部分もそんな受にとっては後ろめたさや気後れもなく、受視点で展開するストーリーにも反映されナチュラルに展開していくため読んでいて驚きとなりおもしろかったです。攻との距離感も自然でお似合いだなとしみじみ感じた二人でした。しかしながら脇役の彼も素敵なキャラクターでこの作品とは別の世界線でこちらと続いていたら…な物語も読んでみたくなりました。本編後の話を描いたSSが4本収録されていて、本編後の余韻から余すところなく優しい幸せに浸れたのが良かったです。題材的に綺麗な世界観を想像して挿絵を見たくなりましたが、なかったので残念でした。
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