あるあるな転生ものなのですが、前世の日本人としての記憶(身分にとらわれず、皆、自由に人生を歩くことができる)を鮮明に持っているせいで、伯爵令嬢であるにもかかわらず貴族の価値観に疑問を抱いて(結婚できない)ヒロインと、公爵の継嗣であり、超美男
子でモテモテでありながら、結婚を煩わしいと思って独身を貫いている彼女の従兄弟との、どこかズレたラブストーリーが面白いです。ヒロインと両親との会話、ヒロインと従兄弟の両親である公爵夫妻との会話が絶妙で、思わず吹き出してしまいました。
最後、無理矢理ヒロインとの婚約をもぎ取った従兄弟の彼の、驚愕の独占欲「消し炭の呪い」は、最高です。
もっとみる▼