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ライトノベル
天国に手が届く
1巻配信中

天国に手が届く

560pt/616円(税込)

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作品内容

登山が趣味の会社員・佐和(さわ)は、あこがれの登山愛好家・小田切(おだぎり)に出向先で出会った。思い切って山に誘うが、小田切の心の傷になっている、亡き有名登山家の叔父・叶(かなえ)の話を持ち出したせいで、冷たく断られてしまう。ある日、一人でクライミングに来た佐和は、偶然同じ場所に来ていた小田切が原因の落石でケガをする。彼の罪悪感に半ばつけこむように、登山の約束を交わすが……? 孤独な心に寄り添う、天上の恋。

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  • 天国に手が届く

    560pt/616円(税込)

    登山が趣味の会社員・佐和(さわ)は、あこがれの登山愛好家・小田切(おだぎり)に出向先で出会った。思い切って山に誘うが、小田切の心の傷になっている、亡き有名登山家の叔父・叶(かなえ)の話を持ち出したせいで、冷たく断られてしまう。ある日、一人でクライミングに来た佐和は、偶然同じ場所に来ていた小田切が原因の落石でケガをする。彼の罪悪感に半ばつけこむように、登山の約束を交わすが……? 孤独な心に寄り添う、天上の恋。

レビュー

天国に手が届くのレビュー

平均評価:4.7 18件のレビューをみる

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高評価レビュー

天国ってあのあたりにありそうなのよね
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ スマホ版でレビューがちょうど3000件の記念BL小説。「天国に手が届く」→「恋してる、生きていく」→「あなたを好きになりたくない」の山岳シリーズ。もう会えなくなった友人や身近なひとのことも思い出してシリーズと番外編は涙なしで読めなかった。「天国〜」と「恋してる〜」のSS、掌編が作者さんのXから辿れるブログでいくつか読めます。夕映先生は21年に逝去され、いつかは読めなくなってしまうかもしれないので、ぜひその前に読んでほしい。最後の20年8月山の日のブログ更新が「天国〜」のCPのSSで、自分が死んだら、、っていう遺言に近いもの。夕映先生も同じように感じていたのかもしれないと思うと胸がつまって、泣きました。きっと先生は今あの空と山のあわいで自由に駆けまわり遊んでいらっしゃるのだと思う。

ここしばらく、ある雪山に滞在していたんです。毎日快晴で空はどこまでも青く、雪渓の白さとあいまって、稜線上の境が黒く影に見えてしまうくらいにコントラストが強い絶景を見上げながら、天国ってあのあたりにありそうだなって、思ってた。先月亡くなった友達のこと、ずっと前に亡くなった家族のことも、きっとそのあたりにいそうだなと、見えないのに探してしまいそうになって。
そんな数日を送ってて、屋外のカフェで読むなら何がいいかなーと積読の山からのシリーズ。大好きな木下先生の表紙だし、夕映先生の他の作品も読んでて好きだったから、ハズレはないと大事にしまっておいたのを、まさにジャストタイミングで掬い上げました。

山で行方不明になってしまった尊敬する唯一の家族にいつかは会えるかもしれないとひとりで山々をめぐる小田切と、彼と一緒に登りたいと願う佐和のお話。佐和の生来の明るさに救われます。山頂から手をのばして、天国に手が届きそうって、私も思った。あそこからなら手が届くのよ。

登山が趣味で、きっとたくさんの山を自分でも巡って写真も話も見て聞いていらっしゃって、どんなに危険だろうと清冽で荘厳な山から離れられない魅力を伝えられる夕映先生にしか書けない、ほんとうに素晴らしい名作シリーズです。

シリーズのタグついてなくて、電子化のタイミングのせいで刊行順がずれてますが、作品時系列のこの順番で読んでください。(3作目「あなたを〜」の後半が「恋してる〜」のCPがメインの番外編で最終的には3CP登場して「天国〜」のその後も語られます)
いいね
11件
2025年2月26日
山岳BL:無二のザイルパートナー◎
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ BL小説(夕映さんデビュー作)今ひとりで追悼の意を込めて夕映さん再読ツアーをしています。

夕映さんといえば山岳愛!!凄いですよ。初めて読んだ時の衝撃を毎回味わえます。『恋してる、生きていく』 →『あなたを好きになりたくない』併せて三作品山岳BLあります。


◇有名登山家の叔父(小田切)、山岳会員の父(佐和)を持ち、
山に登る為に生まれてきたような二人が、最悪の始まりから
生涯のパートナーとなるまでの人生ドラマです◎

山に焦がれる二人の生活は、'山男に惚れるな'という某歌詞を思い出します。命を感じる大自然の神聖さ、敬愛する偉大な登山家の存在感、二人の山への真摯な想い…でもスポ根に留まらず、二人の関係性を繊細でドラマチックなBLに仕上げられてるんです。素晴らしい◎ 緊迫感ある展開でもいつも夕映さんの囁やきのような心地いい文章も好きです。

タイトルは子どもの頃からの佐和の口癖ですが、これが幾度も心を揺さぶる登場の仕方をします。
→→小田切×佐和の後日譚を『あなたを好きになりたくない』内の「in love」にて知れます。二人らしい決断が素敵◎

そしてあとがきは、夕映さんの木下けい子さん愛にニヤケ、この文庫本化記念に夕映さんご自身の初穂高報告にタマゲ、二人の後日譚にキュン…と読み応え◎
これからも何度も読み返します(偲)
いいね
2件
2023年10月14日
良かったです
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 山で攻を見て憧れる受。社会人になり、出向先の会社にいた攻に声をかけるもすげなくされて…。

心のよすがにしていたおじが亡くなったことを受け入れられない攻は、生前おじが山パートナーに推していた受に塩対応します。攻は自分が置いていかれた悲しみを昇華できず、ずっと引きずっていたんですね。けれど一緒に山に登ると阿吽の呼吸である受に驚かされ、無二の存在と思い始め…。

読んでいて2人の関係性がいいなあと思い、ソウルメイトとはこんな2人を言うのかと思いました。攻はおじ以外には心を閉ざしていたのに、受を特別視し「お前はずっとそばにいてくれ」と希うようになったのには心が震えました。
Hは最後にこの2人らしく山のテントの中で。「半アオカン?」とか「土砂降りでもそばを人歩いたら気づかれない?」とか「初めてなのにテントの中でできるの?」などの疑問はスルーしてもいいかなと思える位いい作品でした(笑)😊
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1件
2024年9月14日
「天国に手が届きそう」
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ タイトルがいい感じにカタチを変えながら何度も登場し、上手いなぁと感じ入りました。なんと、これが作者さんのデビュー作とは。
「天国に手が届く」は最初、山の頂きで感動する受の口ぐせで登場するのですが、攻は辛い過去のせいでその言葉があまり好きではありません。
でも終盤ではやっと幸せを感じた攻の口から発せられ、最後には再び受の口から、二人のこれからの長い人生の行く末として発せられます。ウマイです。
山岳モノですが、小難しい専門用語の使用は極力抑えられていますのでとても読みやすいです。
また、昔、高村薫さんの「マークスの山」を読んだ時にも感じたのですが、互いに命を預け合う登山仲間には計り知れない絆が生まれるのですね。それが今回、自然と二人が結ばれることにも繋がり、違和感なくハッピーエンドになるところも素晴らしいです。ぜひ読んでください‼︎
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3件
2019年1月21日
夕映月子先生の書く山や男達が美しい
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 夕映月子先生のデビュー作。先生の山の描写が美しくて、思わず登りたくなる。山を愛してらした気持ちが伝わってきます。
山を登る小田切に憧れた佐和、小田切の叔父の叶との約束もあり、小田切を山に誘うもけんもほろろに断られます。会社も同じ、行動範囲も似ていて偶然の出会いが重なるも更に嫌われていく悪循環。それでも諦めなかった佐和は強い。試しに一緒に登った2人は相性の良さから打ち解けて行く。
佐和が小田切への想いを自覚したのは遅いけど、人として登山家として強く惹かれてた。叶の言葉もあって諦めきれなかったのかな。小田切は親代わりの叶がの死に傷ついて頑なになってたけど、寂しかったんだよね。それを理解して一緒に居れるのが佐和だった。正に運命の人だと思いました。叶さんもあんしんしてるんじゃないかな。強く優しいお話です。
いいね
0件
2022年1月26日

最新のレビュー

読み応えがありました
作者さまのあとがきにもありましたが、木下けい子先生の挿絵に惹かれて購入しました。でも、読み応えのあるお話で、感情移入して読むことが出来ました。欲を言えば、主人公二人のその後をもう少し読みたかったです。
いいね
0件
2025年7月10日

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