優翔の世界で経験したことはあまりに酷くて、ここまで逃げ場がなくなってしまったら、異世界へ行けてほんとに良かったと思いました。そのあと、物語的にあっさり優翔のトラウマも解消されるわけではなく、しっかり時間をかけてどんな時も優翔を大切にしてくれ
るウィーと心を繋げていく。そしてこれから長い時間孤独に耐えなければならなかったウィーの世界を、確固たる思いで変えていく優翔。お互いが唯一無二の存在になっていく様子が、無駄に長くもなく端折りすぎくもなく、ちょうど良く表現されていて、また、二人の恋物語だけじゃないところも、しっかり感動しました。この作家さん、ほんと良い物語を書かれるなぁ
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