「じゃあ、さ、触ってくれる？」
男女共学の高校「聖エミリア学園」の中で目立たない存在だった久世之宏は、ある日突然、まったくタイプの違う２人の女生徒の、思いがけないほどエッチな場面に遭遇してしまう。
図書整理室の中で下級騎士が仕えているお姫様をレイプする小説で、制服の上から乳房、そして下腹部へと指を添わせているクラスの委員長で成績優秀な鹿島文子。
そしてストレートロングの美しい髪をなびかせ、容姿端麗かつＤカップという極上のプロポーションを誇る全生徒憧れの上級生であり、資産家のお嬢様が密かな愉しみでエッチな下着を身に付けていた前川佐緒里の２人の女生徒だった。
学校では共に、真面目、お嬢様というイメージで塗り固められた彼女たちだったが、本当の自分とのギャップにもがいていた。だが本当の自分を偶然見てしまった地味な男子生徒の前で、不器用ながらも、初めて他人の前で服を脱ぎ棄て身も、心も、自分の弱さもさらけ出し、エッチに唇を震わせ疼きながら、危険なほどの快感に膝を震わせるのだった――。
ちょっとエッチで大胆な青春ラブストーリーを全巻セットにしたお得な完全版、ついに配信開始！
【目次】
聖エミリア学園の少女たち 第一話 目次
まじめは悪くなんかない 委員長 文子
電子版あとがき
【著者プロフィール】
わかつきひかる
2001年にフランス書院ナポレオン大賞受賞して、頭角を現し、主にライトノベルの分野で執筆活動を続ける。07年に幻冬舎アウトロー大賞特別賞受賞、11年に宝島日本官能文庫大賞、岩井志麻子賞を受賞する。14年、「ニートな彼とキュートな彼女」が「世にも奇妙な物語2014年春の特別編」に採用される。近著に「おいらん同心捕物控」「クリスティナ戦記 奉仕の姫騎士と国境の商人」「あきんど姫様」など多数。
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