日々の忙しさや、さまざまな情報に翻弄され、
こころの余裕を失ってはいませんか?
現状に不満を抱いたり、
他人のことが気になってたまらなくなったりしていませんか?
そんなときは少し立ち止まって、「禅のひとこと」とともに、
自分のこころを見つめ直してみましょう。
「一期一会(いちごいちえ)」
「天上天下唯我独尊(てんじょう てんげ ゆいがどくそん)」
「そっ啄同時(そったくどうじ)」
「忘筌(ぼうせん)」
「上善若水(じょうぜんは みずのごとし)」
「日々是好日(にちにち これこうじつ)」
「看脚下(かんきゃっか)」
「把手共行(てをとって ともにいく)」……
「禅の教え」を伝えるために使うこのような言葉を「禅語」といいます。
それは、ひとが前向きに生きていくための知恵。
東京・世田谷にある「龍雲寺」の住職で、禅僧である著者が、
あまたある禅語の中から52の言葉を厳選し、文と絵で綴ります。
ひとの一生に「春」「夏」「秋」「冬」があるように、
禅語も「春」「夏」「秋」「冬」の4つの章で紹介します。
いまのあなたのこころに響く言葉は、なんでしょうか。
本書で紹介される「52の禅語」のひとことは、
きっとあなたのこころに寄り添い、
人生の支えとなる「杖言葉」となってくれるでしょう。