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ナイトガーデン 完全版
1巻配信中

ナイトガーデン 完全版

900pt/990円(税込)

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作品内容

山の中の一軒家で、祖父とふたり静かに暮らしていた柊。そこへ祖父の元教え子である藤澤和章が、蔵書整理に通ってくるようになる。彼はプロダクトデザイナーで、現在は休業中とのことだった。和章の率直すぎる言動に最初は腹を立てる柊だが、交わす言葉が増えるうち、それが無器用なまでの誠実さゆえと気づく。自分同様心に“とげ”を抱えているらしいことにも――。「ふったらどしゃぶり」スピンオフ、完全版で復活。

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  • ナイトガーデン 完全版

    900pt/990円(税込)

    山の中の一軒家で、祖父とふたり静かに暮らしていた柊。そこへ祖父の元教え子である藤澤和章が、蔵書整理に通ってくるようになる。彼はプロダクトデザイナーで、現在は休業中とのことだった。和章の率直すぎる言動に最初は腹を立てる柊だが、交わす言葉が増えるうち、それが無器用なまでの誠実さゆえと気づく。自分同様心に“とげ”を抱えているらしいことにも――。「ふったらどしゃぶり」スピンオフ、完全版で復活。

レビュー

ナイトガーデン 完全版のレビュー

平均評価:4.8 40件のレビューをみる

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高評価レビュー

とげをつつむ人は。
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 前作『ふったら〜』の 整が惹かれた和章を、この作品では正しく認識できたように思います。前作では和章もかわいそうだけど、そこまで感情移入できずにいましたが、『メロウレイン』の中の短編「in The Garden」を読んで、和章の内面を知りたくて、ずっと読まずにいたこの作品を読み始めました。
和章が、とげは刺さったままでも、新しい関係を新しく作っていけたことができて、やっと『ふったら〜』が完結した気がします。この作品で、和章も整との暮らしが、行き場のない絶望的な箱庭だと思っていたことを知り、どんなに苦しかったかと思うと涙が出ました。和章の人となりが、この作品でようやく分かり、不器用で純粋過ぎるゆえに、あんな形でしか整と暮らせなかったのだと思うと、整よりも辛かったのではないでしょうか。
本当に、不器用で頑なな潔癖さを持つ和章に、整のような人はミューズであったんだろうと感じます。だからこそ、二人の想いが通じ合って欲しかったし、ずっと大切に囲い続けた整と幸せになって欲しかった。でも、事故が起こってしまって、黙って整の気持ちを受け止めることができる和章なら、むしろ整も惹かれなかったのだろうし、別の形の別離があったのでしょうね。
和章のとげをつつむのが、柊のような子でよかったです。和章と同じように、純粋で心の綺麗な、でも放っておけなくなるような繊細な彼なら、たとえ和章が箱庭を作っても閉鎖されたままではない素敵な庭にしてくれると思います。
ずっと仄暗い影をまとっていたような作品ですが、とげは刺さったままでも、包み込むような人に和章も柊も出逢えたことが、静かな中にも幸せな余韻に浸らせてもらえました。
祖父や祖母、ひいらぎの葉の棘、その他さまざまなエピソードも味わい深く、どの断片を取っても前作に引けを取らない本当に素晴らしい作品だと思います。
願わくば『メロウレイン』の整と一顕のような、和章と柊のその後も読みたいと思うくらい、和章はまたまだ魅力的な側面があると思いますね。
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3件
2024年9月11日
ふったらどしゃ降りの救済スピンオフ
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ BL小説。「ふったらどしゃ降り」で、男男男女の四角関係のひとりで感情をあまり出さず内面が理解できなかった和章の救済スピンオフ。
私はこのスピンオフ作品の方が好きでした。なぜなら本編どしゃ降りでは、女性絡みの四角関係で、しかもある女性の感覚思考が自分と近いところがあって、そこを作中で暴かれるのがエグかったから。。一般小説として読むならいいけど(表面にでない気づいてない心情を言葉に落とし込んで確認するのが文学だから。一般小説ジャンルでこういうのグリグリ書くのもほんとうは作者さんがしたいことなのかも。BLって考えてみるといろいろ縛りがありますね)、ファンタジーを楽しむBL小説として読むとちょいと辛かった。あ、番外編短編集のメロウレインはきちんと正統な日常系BLになってますよ〜。
このスピンオフは、女性はほとんど出てこないで、本編で語られることはほとんどなかったけど傷んでいることは間違いない和章の心情の変化と、年下だけど草木を育てるように和章の心を育てていく柊との距離感の変化を丁寧に追っていく正統なBL小説になってます。あとやっぱり作者さん、エチシーン書くのとても上手だと思う。。数は少ないんですけど、語彙が多くてものすごく印象的。
本編レビューでも書きましたが、ぜひlong hello 収録のlittle prayer とメロウレインの収録のanswered prayを最後に読んでほしい。この2作で4人のお話が終わると思った。little prayer で祈っている人が柊で、和章のために整の幸せを祈っていたのがほんとに泣けました。柊のような人に出会えて、和章さんほんとうに良かったね。。。
一穂先生の作品、少し前の出版社クーポンでまとめ買いしていた私、先見の明、大アリ!!これから読んでいきますよ〜。
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8件
2021年6月19日
タイトルを纏ったような内容が素晴らしい
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 『ふったらどしゃ降り〜』スピンオフであり和章の救済ストーリー。前作もそうでしたけど、今作もタイトルと本文との関わりが濃密で奥深くて、かなり読み応えがありました。

「出会うはずのなかったものが出会ったのなら、それは出会うべくして出会ったのと同義なのだろう」とは、大いなるパラドックス・矛盾でありながら、真理・真実でもある…植物の世界においては、事実として存在すると知り、宇宙の理を聞いたような感動がありました。

他にも植物関係で、「連理の枝」の解釈・意味合いは知っていたけど実在するものを見たことはなかったので、調べてそれらの写真を見た時の感動もなかなかでした。同じように「根上がり」は、言葉も何も知らなくて調べて驚きましたし、それらの姿・様子が本当に本文そのままを現しているようで、景色が目に浮かぶようでした。

読者を巻き込むというか、和章と柊と同じ空間にいて、同じものを見ていると錯覚するくらいにストーリーに浸る事ができる力に圧倒されました。

「とげ」「(色々な意味の)緑」などのキーワードが、何回も様々な場面で活かされていて、それぞれのキャラの心理描写にも深く関わっていて印象的でした。

ただ一つ、何とも言えない後味の悪さみたいなものを感じてしまう事があって…前作にも居ましたが、脇の脇でありながら重要人物である「女」の言動・行動が、どうにも許せないんです。BLに出てくる嫌な女が苦手な人には(地雷までいかなくても)厳しいかもしれませんので注意が必要かもしれません。
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2件
2025年3月25日
救われました
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 前作「ふったら〜」で和章を好きになりました。私は和章と整が結ばれて幸せになる選択肢はなかったのかとどうしても整と一緒にいて欲しかったとこの作品を読むまで思っていました。でもこの作品を読んで整といる時の和章はお互い好き合っているはずなのにとても苦しそうで辛そうに思えます。でも柊といることで徐々に感情豊かになっていって整と約束した「自分を大切にする」を柊といれば叶えられるんだろうなと思います。きっと整が好きになった和章もこの感情豊かな和章だったんだろうな。と思うとすれ違ってしまったことに切なくもなりました。

あと和章は整に対してずっと罪悪感があって整は俺を許してくれたと言っていましたが私には和章がそこまで罪悪感や許しを得なきゃいけないことをしたようには感じませんでした。事故の事は和章のせいではないし一緒に住んでいるのも両親を亡くし心細い整がひとりにならないようにするためだと思うのでそんなに自分を責めなくていいのに。と思いました。でも自分を責めてしまうのが和章らしくて好きな部分でもあります。
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1件
2025年2月11日
よかったです~~
何年もBL読んでなくて、久しぶりに手に取ったのが一穂先生の『ふったらどしゃ ぶり』で、今BLってこれほどのレベルになってるのか!!とすごく驚き、その後、一穂先生の既刊はかなり読み漁ったのですが、スピンオフであるこの本は長い間未読で……。冒頭を試し読みしたときの和章の印象があんまりよくなくて、この人好きになれるかな?と自信がなかったのです。でも、未読の本も少なくなってきて消去法的についに手を出してみたら、和章ってすごいじわじわくる!最初、なんか可愛げがないと感じていたあの独特の話し方も、だんだん可愛く思えてくる!誠実すぎて適当に調子合わせたりできないんだなあ、いい人すぎる、むしろそんなに心が澄んでて大丈夫?と心配になるくらい。なので同じように身も心も美しい柊とはとてもいいカップルだと思います。とても素敵なお話なので、和章のキャラに親しみが持てずにまだ読まれてないという方には、ぜひ読んでいただきたいです!
いいね
3件
2019年12月3日

最新のレビュー

注)重複購入!後日談メロウ〜上下完全版を
2冊目、前作ふったらどしゃブり〜の裏ストーリー的なスピンオフ小説。
そして!この2作品の幸せ後日談ショート集メロウレイン、現在2種類ある。

1冊の旧版と、上下巻2冊の完全版。
2つとも電子発刊ありますが、紹介のシリーズ作品ページでは旧版メロウのみ掲載(現在)で、注意が必要!
作者さん名で検索すると上下巻の完全版もちゃんとあります。

完全版は旧版を2冊に分け、上下巻どちらにも追加ショートがかなりある。
特に本作ナイト〜のショートが増えてます。
お値段も旧版とあまり変わらない。
何より加筆追加分だけの発刊は無さそうなので、全部読みたい方は完全版を買うしかない。
つまり旧版を持っている人は、私のように丸々買い直しになる痛〜い重複購入するハメに、、、(泣)。

、、、さて本編。
前作どしゃブり〜でも登場、不思議キャラ和章のお話。
本作だけでも読めないことないと思いますが、前作から読むと和章の不器用なほどの偏屈さがよくわかる。

単純明快に見える若者柊と、人を寄せ付けない面倒くさい性格の和章。
真反対に見える2人の凸凹な関わりが見ていて楽しい(笑)。
達観しているようなじいちゃんがイイ〜感じです(笑)。

それぞれに心に重みを抱えていて、、、読み応えが深いです。。
その点は前作も共通。
2作品とも哀愁の余韻が強いですが、、、嬉しい幸せ後日談はメロウレインの番外編集に盛り沢山です。
ただしメロウ〜は前作のショートの方が多いので、どしゃブり〜未読の方には読みにくいかもしれない。
作者さんファンの方には別売りアソートにもシリーズのショートがありますが、、、前作の方だったかな?

〈旧版との違い〉
本作完全版は、旧版(販売中止)+追加ショート1本とげたち、が収録
(ブライトガーデンは旧&完全版どちらにも収録)。
私は旧版を持ちなので完全版は試し読みで目次確認。
ちなみに前作も完全版はショートが1本追加されてました、、。
くぅ~、、読みたいけどショート1本の為だけに再購入したくねぇよぉ〜(泣)。。。

作者さん、編集者さん、マジお願いです、、、
どしゃブり&ナイトあわせてで良いから、完全版追加ショートだけのも電子出版してくださいっ!
いいね
7件
2025年4月19日

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