冤罪犯(翔田寛 )の注意事項

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冤罪犯

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作品内容

幼女の遺体が休耕地で発見された。船橋署刑事課主任・香山亮介は、ブルーシートをかけられた遺体の様子が、7年前の田宮事件と酷似していることに疑念を抱く。事件は、犯人とされた男が無実を訴えたまま拘置支所内で自殺して終わったはずだった。香山は模倣犯を疑うが、真犯人による再犯の可能性を示す“あるもの”により、事態が急展開し……。刑事の執念が過去に隠された思いもよらぬ真相を暴く、圧巻の誘拐ミステリー!

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冤罪犯のレビュー

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本末転倒
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 身内である警察官が犯した違法行為には全て目を瞑り、幼女殺人の犯人を追求する刑事の姿には興醒め。正義を追い求めるようでいて、証拠を捏造するような身内にはとことん甘く、正義の意味をはき違えた本末転倒ぶり。犯人のキャラクターも粗野な雰囲気を出すためとはいえ、ステレオタイプな暴言一辺倒で押し通そうとするあたり作者のそこの浅さが透けて見え幼女殺人という重いテーマにそぐわない軽々しさが残念。また、死刑を争うような重大犯罪なのに、弁護士や被疑者当人が決定的な証拠とされたシャツのクリーニングについて言及しなかったことも不自然極まりない。作品の核となる証拠品の謎、登場人物のキャラクター構成、ストーリー展開のどれをとっても乱歩賞まで取った作家としては力量不足感が否めない。
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2023年5月21日

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