『竜は将軍に愛でられる』シリーズ2作め。前作の30年後という設定にはちょっと驚いたというかガッカリしちゃいました。その30年間のアレコレ(主カプもそれ以外のルースやヴィンス王・エイムズの事も)知りたいと思ってしまったので…。そして物語の主役
があの敵対していた因縁のコーツ王国の王子という事にも驚きました。エリアスの境遇(父王に疎まれる第九王子で味方は同様な立場の兄と母だけ)でランドールの国と敵対って…「どこに希望の光があるの?」と思いました。味方はあまり力を持たない者ばかりの中、自身もひ弱だというのに健気に頑張るエリアスが可愛くて可哀想で、だけど、だからこそ読み応えがありました。そんな感じでグイグイ引き込んでおきながら…のラスト。これからラブラブ幸せな展開にという所で余韻を持たせる感じで終わっています。が、個人的には不完全燃焼でした。ぜひ番外編・続編でその後を知りたいです。
もっとみる▼