無料試し読みの最後まで読んで、購入を躊躇いました。この異世界、現代日本以上にスマート化された世界で、身分証でなんでも買い物できて、セキュリティー機能も万全で…うーん、なんかそそられないんですよね。それに、ヒロインともう1人を召喚した王子が傲
岸不遜でアホなのは良いとして、ヒロインが身分証だの慰謝料だのを要求して準備させている間に、この国の高官は何をしていたんでしょうね。この騒動を国王に報告するなり、王子をなんとかできる人間(王妃とか、王太子とか)を呼んできて、状況を確認し、その後の対応を決めるべきだと思ったんです。まぁ、渡された身分証って、その機能を考えれば、身分証でチャリンと支払いするたびに、持ち主が何処で何をしたのか?一目瞭然ですよね。しっかりと「紐」が付いて、完璧に行動を監視されている…ヒロインは、「自由だ」という幻想の中で喜んでいるだけ…って感じがしました。作者さんが、この事実に気づいているのか?その辺が怪しくて、先を読む気になりませんでした。
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