ラノベなので多少強引な展開はありつつも、こちらの作者様の作品で初めてまともなものを読みました。おそらく、現代ものというか、オフィスラブものはレビューの評価が高いし、面白いのだと思います。この作品も大きな破綻はなく内容も面白かったです。
私
が過去に読んだ作者様の2作品はヒストリカルもので、止せば良いのに思いつきのようなトンデモ設定があって、メインストーリーを楽しむ前に疑問がわきすぎておかしなことになっていました。おそらく、ヒストリカル的な自由度はこちらの作者様には合わないのだと思います。それよりは自由度の減る現代物で力を発揮するのタイプなのかと。ヒストリカルものでもある程度テンプレな設定を使えば良いと思うのですが、オリジナリティを出そうとしたのか、たまたま思いついたのか分かりませんが、(それほど必要ではないと思われる)トンデモ設定で読者を混乱の渦に叩き落とす力はある意味天才的だと思っていました。余計なお世話かと思いますが、文章力はわりとある作家さんなので、下手にヒストリカルに手を出さない方が、読者の精神衛生にも良いような気がします。また機会があれば、こちらの作者様の現代ものを読んでみたいと思いました。
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