読める作品だけど。テーマの設定が矛盾というかおかしいところが出まくってて、作品の魅力が無くなってると思う。
魔獣を忌避する人たちと魔獣と共存したい主人公。主人公と違って、文化が同じなのに魔獣を食べることに拒否感のある人が大勢だと嘘臭くなる
わけで。リアルでジビエだって、嫌いな人はいるけど、食べる人がおかしいみたいにはならんわけで。テイマーにしろ、そういうのがあるならその世界でルールができてると思うし、そんなのが主人公だけなら隠すなりなんなりしなければならないのが普通だろと思うわけで。別に野生児として育ったわけじゃないわけだから。野生児なら討伐隊に自分から参加する設定が胡散臭くなるわけで。
あと狩人のルールは一般的なルールとしては共感しにくいよね。ローカルというか地域に根差したルールだよね、リアルでも。獲りすぎかどうかは個人の主観や地域の事情によるわけで。主要産業に大打撃を与える害獣や人に危害を与える害獣は多く駆除されてしかるべきだし。だから自分ルールを人に押し付ける主人公は魅力無い独善的な人になってるし。
日本語や文章、話の流れは読める、その辺は悪くない。けど、設定はもう少し読んだ人がどう受け止めるかを考えてねったほうがよかったと思う。
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