『五十八歳、山の家で猫と暮らす』で随所に登場した、かわいいけど、気まぐれなキジ白仔猫の〈ドレミ〉。
??ドレミの目を通した、人間との生活、自然とのかかわり、二人暮らしの毎日を丁寧に描くイラストエッセイ。
わたしの名前はドレミ。この夏で五つになるキジ白猫です。
三週間前からエリーと一緒に住んでます。
それまでは、東京のリリーさんのところで可愛がってもらってました。
リリーさんのおうちには仲間がたくさんいて、いつも一緒に遊んでもらってた。
そして夏の終わりのある日、わたしはエリーのところへやってきたっていうわけ。
一人暮らしのエリーのところに来たので、今は母一人子一人って感じ。
――本文より
賢いけど怖がりで、自分勝手だけど寂しがり屋で……。
猫の目から、世界はどんなふうに見えるんだろ?
猫の気持ちは、猫にしかわからない?
【目次】
■ わたしはドレミと申します
■ 大寒の朝
■ 日めくり
■ 朝のブラシ
■ 体重測定
■ ごはん
■ おやつ
■ 怖い顔
■ 期待には応えない
■ 回覧板の手さげ
■ わたしの寝場所
■ 眠り猫
■ わたしのトイレ
■ お引っ越し
■ お客さん
■ 雪
■ エレガントな足取りで
■ プレイ
■ たかいたかい
■ 京壁のキズ
■ キーボード
■ テンブクロ
■ 脱走
■ プリンセス天功事件
■ ムンちゃん
■ お医者さん
■ 包帯服
■ お留守番
■ 夢中なエリー
■ 不思議なソファー
■ シッポでお返事
■ 待ってなんかないもん
■飼い主のつぶやき
? ブラシ
? 呼ばれても
? メインクーン
? 瞳でアッピール
? 猫激突
? 小鳥狙い
? 自分で快適に
? だんだん声が小さくなる
? 邪魔することが生きがいさ
■ 飼い主日記
■ 飼い主によるあとがき