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小説・実用書
国宝 下 花道篇
2巻配信中

国宝 下 花道篇

773pt/850円(税込)

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231pt/254円(税込)

作品内容

鳴りやまぬ拍手と眩しいほどの光、人生の境地がここにある──。芝居だけに生きてきた男たち。その命を賭してなお、見果てぬ夢を追い求めていく。芸術選奨文部科学大臣賞、中央公論文芸賞をダブル受賞、『悪人』『怒り』につづくエンターテイメント超大作!

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  • 国宝 上 青春篇

    773pt/850円(税込)

    俺たちは踊れる。だからもっと美しい世界に立たせてくれ! 極道と梨園。生い立ちも才能も違う若き二人の役者が、芸の道に青春を捧げていく。芸術選奨文部科学大臣賞、中央公論文芸賞をダブル受賞、作家生活20周年の節目を飾る芸道小説の金字塔。
  • 国宝 下 花道篇

    773pt/850円(税込)

    鳴りやまぬ拍手と眩しいほどの光、人生の境地がここにある──。芝居だけに生きてきた男たち。その命を賭してなお、見果てぬ夢を追い求めていく。芸術選奨文部科学大臣賞、中央公論文芸賞をダブル受賞、『悪人』『怒り』につづくエンターテイメント超大作!

レビュー

国宝のレビュー

平均評価:4.1 8件のレビューをみる

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高評価レビュー

極道でも、役者でも。
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ やさしい語り口でテンポよく運ぶ文章がとても読みやすいです。ただし第一章は昭和時代ある地方の“組”同士の抗争の歴史から始まるのですが…

極道の家に生まれた喜久雄少年は殺された父親の敵討ちに失敗(そして本当のカタキは別にいると喜久雄は知りません)したのち、歌舞伎役者の丹波屋・花井半次郎に預けられることになります。魅入られたように稽古に励み、数年後には半次郎の息子俊介をさしおいて、半次郎の代役をつとめるまでになります。(映画版を見た後だと舞台姿や劇場の昭和感などが目に浮かぶのでよいですね😄)
その後俊介の失踪、半次郎の死と続き喜久雄不遇の時代になります。生まれや後ろ盾が大事な世界ですが喜久雄は自分の出自に負い目は持ってないんですね。喜久雄には世話になった恩は忘れないという信条があって、それは極道時代と変わらないというのが理由の一つのようです。そして世話になった人の借金は自分の借金だ、とスルッと1億以上背負い込んだりします。また祇園の芸者さんとの間にお子がいるものの「歌舞伎役者に隠し子がいたぐらいで誰が驚くねん」というのが一般的な価値観、という時代なのですが、年代とともに世相・風潮が変わっていくさまも当時の出来事、流行りとともにつづられていきます。
その後も紆余曲折、山あり谷あり、幸せも苦しみも濃縮されたような人生なのですが、散りばめられたエピソードがなんだかとてもよくて、たとえばイビられ続けの喜久雄が映画に参加したら、ロケ先でさらに散々な目に遭う話とか、徳治(何者かは省略)の綾乃ちゃん(喜久雄の娘)救出作戦の顛末とか、中年期の喜久雄が15歳のころの俊介との会話を思い出しているところなど…
下巻ではもう親戚ぐらいには喜久雄とその周囲の人たちに親近感がわいているし、彼らが幸せだとうれしくなるのですが、終盤ご本人は他の人が踏み込めない場所へ、行ってしまわれましたね…じわっと哀しみがにじむ結末ですが、立花喜久雄という1950年長崎生まれの、とある歌舞伎役者の役者人生をここまでいっしょに過ごせて幸せでした。
長々とすみません、お読みいただいた方ありがとうございました。
いいね
1件
2025年9月17日
映画も原作も最高がすぎる
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 映画を観た後に映画を思い出しながら読みました。当たり前だけど原作も超面白くて一気に読みました!映画は2人の関係にかなり焦点を絞って感動させられましたが、原作の多数のキャラが入り乱れる感じもまたたまりませんね。女性陣も魅力的です。映画よりも少しクールダウンした調子で、映画でも使われた名台詞の数々と再会できて感無量。

ところで原作の俊ぼん、二枚目設定じゃなくてびっくりしたのは私だけ?映画はどっち観たらいいのか分からないぐらいの完璧な美形デュオでしたね。
いいね
4件
2025年7月29日
映画,小説どちらも素晴らしい‼︎
先日、映画『国宝』を観てきました
とても俳優陣の表現力が素晴らしく、
内容はわかりやすかったです
で、原作に興味を持ちこちらを読みました。
映画、小説、どちらもそれなりの良さがありました

映画を観た方は、是非、原作を読んでほしいです!
才能を持った天才が 純粋に芸を愛し、演じ続けた事、
又、関わってきた全ての周りの人間が、
美しく、魅力的に描かれています。
うまく伝えられませんが、とても良かったです!
いいね
0件
2025年8月21日

最新のレビュー

映画を先に観ました
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 映画を2回観て、もっと喜久雄のことを知りたくなり、原作も読みました。最初、喜久雄は陽気な男で、この先儚げな感じになるのかな?映画で味わったような虚無感を感じるようなラストになるのかと思いましたが、最後完全に喜久雄に置いて行かれました。
色んな荒波に揉まれながら、ひたすら芸を磨き、余計な口も利かない。
もっとうまくやれたかもしれないけど、愚直に生きた喜久雄。本人は何を考えているのかよく分からない、掴みどころのない部分があり、それがまた彼の魅力になっています。
それ故、彼を理解してやれる相手が晩年はいなくなり、寂しい思いも抱えていた様子もあります。
ラストの方で喜久雄が歌舞伎について自分の解釈を話すも、俊介のように話を聞いてもらえず、肩透かしを食らったような返事をした描写は胸が痛みました。
でも、それらを大したことのないよう自然に振る舞うから周囲には痛々しく、更に孤高の存在になっていく姿にどうにかその魂を慰めてくれる相手が現れてくれないかと救いを求めながらラストまで読み進めました。最後は喜久雄の見たい景色にたどり着けたと思っています。
いいね
0件
2025年10月17日

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