探偵で800年前に滅んだ国の女王の生まれ変わりの主人公、助手で怪盗の訳あり青年、脇役の警部、敵とその部下の黒服の男達、あしを引っ張る父親と義母妹、協力者で天使の王女etc 一通りのキャラが揃い、かつ個性的。舞台も列車の中や王都、港町など変化
があり、読んでいて飽きません。文章は軽快でシリアスなシーンも重すぎず、さすが、永瀬さらさ先生と思いました。あとがきの様子だと続きがあるようです。序盤のエピソード的には一応終わっていますが、気になる事や回収していない伏線も多々有ります。しかしこの1冊だけでも十分面白く、私的には今年(2022)の一押しです。
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