単話のコミックが15封迄なので、賭けの行方が気になってノベルを読みました。 コミックもそうですが、ノベルはまるで映画のシナリオのように面白くて笑ったり号泣したりと心が持っていかれます。
所領を治める、とか政治情勢、とかきらびやかな大舞台に
登場する人物はみんなクセ強で輝いています。世相や時事ネタといった話題がストーリーに折り込まれていて、説得力があります。ヒロインある所に事件あり！のわくわくに加えて、登場する悪人達の背景の哀しみも汲み取れて、勧善懲悪でないのが嬉しいです。本当のワルは、老獪だったり悪魔的上司だったり、もっと突き詰めると戦争や病だったりするのですが。健気で乙女、なのに美貌で強くてかっこよくて正義感の持ち主で頭の回転も素晴らしく気配りもコミニュケーション能力も…ポテンシャル高すぎのバイレッタには、どんなに素敵すぎる男性陣も霞んでしまう…女神VS崇拝者達…あんなにモテモテのかりそめの夫ですら妻を逃さない為にあがきながら色々とアドバイスを受けて変わってゆく？！彼は、バイレッタと出会いバイレッタという女性の人となりを知る事で、彼女を通して自分と向き合い素晴らしい未来を、愛のある人生を手に入れてゆきます。原作者さんのあとがきに、多くの方の視点や協力で出来上がった作品とありました。本当に面白くてドキドキする素晴らしいエンターテイメントです。有難う。
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