礼儀作法など貴族の令嬢としては完璧だけど、「結婚相手は好きな人と」と普通の少女のような考えを持っているヒロインでした。かと言って夢ばかりではなく、女の身では相手にされないと分かっていても、領地の為に勉強を続け成果を他の人に託そうとする健気な
考えの持ち主でした。ヒーローの「女なら誰でもいい」発言を聞いて幻滅したのに、そのヒーローの婚約者になり、深く交流もないまま婚約者を続けていくヒロイン。ヒーローのヒロインへの想いは少しずつ見えるのようになるのですが、ヒロインが乗り気になれず…とすれ違っていきます。ヒーローの溺愛を求めている方には向きませんが、落ち着いた恋愛模様を楽しみたい方にはおすすめです。ヒロイン中心に進んで行くストーリーも、終盤にはヒーローの活躍が見られます。
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