理人の心を思うと、胸が張り裂けそうで堪えきれませんでした。あとがきで、喋らない理人の可愛さをどう表現するのか悩んだと書いていらっしゃいましたが、読後の感想としては、もはや文字だったことが信じられないくらい伝わってます。私も理人を守り抜く!と
思いました。恋愛部分もスペック的には超絶スパダリであるはずのヒューゴの完璧になりきれない愛すべき二枚目半ぶりが、植物オタクの新太郎のズレたところとファスナーのように噛み合っていくところがとても良かった。ジャンルとしてはよくあるパターンのお話ですが、作品の良し悪しを決めるのは、そういった細かいところの描写力なんだろうなぁ…と思います。良かった。
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