竜王カインに嫁ぐこととなった弱小国の姫ミレーユ。カインや兄ロベルトと協力し、祖国の危機を見事解決。妹エミリアとのすれ違いも解消され、あとは婚儀を待つだけとなっていた。
そんな折、竜王の花嫁を一目見ようと周辺国から多くの訪客が押しかけてくる。彼らの多くはミレーユに好意的だったが、虎族の姫に「至宝の君」と呼ばれる皇太后と比較されてしまう。
しかし、虎族の言葉を好意的に解釈したカインは、大勢の前でミレーユへの好意を宣言! その気持ちに応えカインに相応しくなるため、ミレーユは自分にできることを探そうと決意する。
そこに長く城を空けていた皇太后たちが帰還。皇太后はカインの兄弟かと思うほど凛々しく、想像との差に驚くミレーユ。それでも堂々とした様子は想像どおりで、自分との差が気になるように……。
婚儀も迫る中、ミレーユの不安は膨らむばかり。そんな時、カインが自分のためにいくつも無理をしていたことを知ってしまい――?