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事故を完全に防ぐことは現実には不可能に近いが、発生した事故と真摯に向き合い、事故原因を究明することは、将来起こりうる類似事故の発生や、重大事故への発展を未然に防ぐための大切な取り組みの一つである。
本書は、消防業務において発生した事故の分析及び再発防止対策を講じる際の新たな手引書である。
事故のきっかけとなるヒューマンファクターやヒューマンエラーの概念を整理した上で、事故を分析するための手法や必要な要素を章ごとに具体的に示し、令和4年4月に創設された「東京消防庁安全推進部について」及び東京消防庁が取り組んでいる「確認会話」を事例集として収録している。